この頃は「迷う」事もしなくなった様な、50代半ばの……日々を丁寧に生きている私です。
この年代の方々で、そうでは無い方も多いとは思いますが、私くらいの年齢の働く女性は、あちらこちらに“痛み“を覚え、"フラっ"と目眩がしたり、またそうなった時や、そうならない為の対策を踏まえての行動が多くなり……自己防衛ですネ!
その上で行動していくようになりましたから、「迷う」どころではなくなったのかも知れません。
もちろん、数年前までは若かったですから、もっと色んな体験が出来ると信じていたような気もしますが!
今になって、カッコよく綺麗に生きるためにどうする、など考えなくなってきたのかも知れません。
しかしながら、だからといって人生を捨てた訳では無く、これから出来る事は何だろうといつも、考えています。
そしてその時は、自分にとって何が大切なのかを、知っておかなくてはと感じています。大切なものをなおざりにしたくないのです。
守るべき存在。
それは私に力を与えてくれる。家族、嫁いでいても我が娘、そして孫娘、親戚も友人も、みなファミリー。
このちっぽけな存在である私にも、常に心に留め求められれば、すぐに救いの手を差し伸べる事が出来る生き方をしたいと、心から願っています。
もちろん、必要とされればの話です。
そばにいてくれる人に尽くそうと思う。
……こんな考え方は17歳くらいからあるのですが、もっと若い頃には夢がありました。それは、
海外への憧れでしょうか。かのビートルズに始まり、イギリス人女性との文通!(昔はインターネット無かったですからね)
意欲に燃えていたはずの私が、突然、吹消したように消えてしまった夢。
大きな大きな存在だった父。
私の精神を支える言葉、笑顔。それらを失った私は、しばらく抜け殻になり、……18歳にして「夢」を見なくなりまさに"迷い"の中。
その後は、手に職を付けるために何をすべきかという方向で物事を考えるようになりました。
その頃まぁまぁ好きだった事を生かし、職に繋げるため資格を取るために短大に行かせてもらいました。
それから、30年後の今、その資格を生かして、ささやかに暮らしている私です。今はもう、八時間勤務きっちり、あるいはそれ以上の残業、という働き方は卒業させて頂きました。
4年ほど前の事です。(身体がもたなくなりましたよ!)
改めて、今は6時間か4時間のパート勤務。
しかも、これ迄の経験が引き出しとして活かせ、地道なでもじっくりと考えながら働かせて頂いています。
さらに、仕事時間が短くなった分、家の事を考えてみたり、家族の病気の為に動いたり出来る様になりました。
贅沢な事はできませんが、家族の看病や、可愛い孫に会える事を楽しみに、得意の料理を作って待っている。この喜びを大切にしているところです。
この小さな喜びにたどり着くまでは、「どうしたらいいんだろうか」の繰り返しでした。
出来る力がわずかになって来ている今だからこそ言えるのかも知れませんが。
迷い、悩みの積み重ねが少しづつ気持ちを強くしてくれたのでしょうか。
この地で、この場所でこのまま生きて行くと言う事。
これこそ、今を生きる私の決断なのでしょう!
可愛い孫娘を見守って生きたい。
この地に住み、見守り続け、お料理や音楽、身体を動かして楽しく過ごせる日々を大切にしましょう。
苦しかった日々はかき消され、ささやかでも幸せを感謝します。
最後に、ただひとりの大事な娘よ……。
私にこの地を守る決断をさせてくれてありがとう!
赤ちゃんとひいおばあちゃんの戯れ👶
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